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自分の値段を自分で決められる、そして自分が好きに書いた作品を売ることができるし、買ってくれる人がいる。自分の中で「これならなんとか音楽でやっていけるかも…」という気持ちが芽生えた瞬間です。

review

コンサルを受けたきっかけ

権左さんにコンサルを依頼したきっかけは、僕が音楽大学を卒業してから2年弱の頃、少しずつ音楽の仕事をやっていくうえで、「このままでは知り合いから仕事をもらうばかりで、自分から仕事を増やしていくことができない」と感じ、とても不安になったことが大きいです。

権左さんとは、通常の楽器のレッスンで知り合い、そこで権左さんがSNSを駆使し、実際に仕事を生み出していることに大きく感銘を受け、(僕の周りの音楽家にはSNSを駆使して実際に仕事につなげている人はほとんどいません。)権左さんのサポートを受けたいと思いました。

その時点で自分のホームページは持っていたものの、集客につなげることはほとんどできず、どのようにSNSを運用していけばよいのかもわからない八方塞がりの状態でした。

実際のコンサルを受けて感じたこと

僕の目標はまず、自分のできることを知ってもらい、レッスンの仕事を増やすこと。そして作曲や編曲の仕事を増やしていくこと。この2つが大きな目標でした。

そのために権左さんから提案を受けたのは、「ブログを書かないか」ということです。

自分で作ったホームページはありましたが、演奏会のお知らせなどばかりで、ブログなどは一度も書いたことがない状態。

権左さんは実際にブログ記事から集客に成功しているという話を聞き、自分も挑戦してみようと思いました。どうせやるならと思い、目標を設定することに。

ブログを書き始めたのが20249月からで、「1231日までに100記事書く」というのを目標にしました。権左さんにサポート内容としてお願いしたのは、ブログの添削や運用方法です。

 

11記事ずつ書いていけば余裕で達成できると思い、とても楽観的に考えていたのですが

実際に書き始めると、これがとんでもなく難しいものでした。

まず、アイデアが全然出てこない。

最初の数記事は何とか書けましたが、4日目くらいから何を書いていいのかさっぱり分かりませんでした。

権左さんに相談してみたところ、日常すべてからアイデアは取れるとのこと。

「日常の解像度が上がる」と言っていましたが、ブログを始めてその意味がわかりました。

日常で感じるいろいろなこと、例えば商品の広告(ポップ)なんかを見て「こういう広告は実際に商品が欲しくなるなあ」とか、自分が商品を手に取りたくなったとき、「なぜ取りたくなったのか」こんなところにたくさんのヒントがありました。その「自分が欲しくなる商品」を「自分が読みたいと思うブログ記事」に置き換えることで、アイデアを出すことにはとりあえず成功。

しかし、ブログ記事を読みやすいものにしていくのは、そんなに簡単ではなかったんです。

僕は正直、作文とかレポートはあまり苦労したことがなく、ブログも余裕だろうなんて考えていたのですが、実際はとても難しいものでした。

 

権左さんの添削は、「読む人の目線に立つこと」をとにかく意識させられるような添削です。

ブログは自分のことを自分の言葉で書いていくので、ついつい「相手はこれもなんとなく知っているだろう」という前提で書いてしまうことがありました。最初の頃はとにかく徹底的に、この部分の認識を改めていくことをサポートしてもらいながら、何とかブログ記事を書いていくことに。

自分的には最高の記事を書けた!と思っても、権左さんから赤字ばかりの添削をもらったときには、本当にめげそうになったものです。

一行目の書き出しから「この言い方は伝わらない」とか、「何が言いたいのかいまいちわからない」という赤字

あまりにもしんどくて、もうやめたいと何度も思いました。

(権左さんはこのブログ更新のしんどさを体験してこられた方なので、このあたりのしんどい気持ちを理解してくれた上で励ましてくれたため、とても救われました。)

なかなか上手くブログが書けない僕に対しても、しぶとく添削してくださったことで、本当に少しずつですが、「読む人にとって読みやすいブログ」の書き方をつかめるようになっていくことになります。例えば、見出しの書き方や句読点の付け方、どんな語り方で書いていけばよいのか、ということです。

 

それらの成果もあってか、ブログ記事が50記事を超えてきたあたりから少しずつですが、SNSから音楽の仕事をもらうことに成功。ブログを書くことで「ただの作編曲ができるユーフォの人」から、「どんな思いでどんな考えのもと音楽をしているのかがわかる作編曲ができるユーフォの人」になっていくことができました。

自分の考えや作品を知ってもらったうえで依頼していただけるのは、僕にとってはとても嬉しいことでした。

 

その他には、自分で作ったホームページのテコ入れのサポートも。

具体的にはレッスンや作編曲の申し込みフォームにいくまでの導線づくり、どんなレイアウトにしたら良さが伝わって申込みが増えていくのかを一緒に考えていきました。

ホームページの色や配色、言葉を日本語で書くのか英語にするのか、そんなところまで話し合うことに。

僕は見た目のかっこよさを求めてしまうことが多々あったのですが、いつも考えるべきは「初めて見た人がわかりやすい(見やすい)かどうか」。

徹底的にサポートしてもらった結果、だいぶホームページも見やすいものに変わっていきました。

初めてSNSから仕事が来たとき

自分で作ったホームページに自分で作った申し込みフォーム。そこにブログ記事を読んで自分のことを知ってくれた方からの初依頼。本当に感動しました。

今までの音楽の依頼とは違い、誰かのツテで仕事をもらうのではなく、全く自分の知らない人から自分に仕事を依頼していただける、とても嬉しい気持ちになったのを今でも鮮明に覚えています。

「自分にしかできない仕事」になった瞬間、言葉にするのが難しいくらい、本当に嬉しかったです。

自分の値段を自分で決められる、そして自分が好きに書いた作品を売ることができるし、買ってくれる人がいる。自分の中で「これならなんとか音楽でやっていけるかも」という気持ちが芽生えた瞬間です。

印象に残ったこと・成果

一番印象に残っていることは、「圧倒的ギブ」という気持ち。

このコンサルを受けるまでは、こんな考えは自分にはありませんでした。

ところが、ブログ記事でも何度も権左さんから言われましたが、大切なのは「見返りなんか求めず、圧倒的にこちらから与え続けること」。圧倒的ギブの先に、サービスを使ってみようかなという気持ちに初めてなる、ということです。

ブログ記事の中には、いままで実際に僕がレッスンで教えていたいろいろな情報が書いてあります。正直「こんなに書いてしまっていいのか」なんて思っていましたが、逆に言うとここまで書かないと集客までつなげるのは難しいということです。

それが今回のコンサルでよくわかりました。

一言

相手の立場に立ち続けること。
一見すると簡単そうですが、今回のコンサルを通してアドバイスしていただいたことのほとんどはこれに尽きると思います。

その「一見すると簡単そうなこと」が、僕にとってはとても難しかったんです。

正直なところ、このコンサルを受ける前までは自分がSNSから仕事をもらうなんて、なかなか厳しいのではなんて思っていました。

でも、このコンサルを受けたことで死ぬほどきつい思いをしながらも、初めてSNSからもらった仕事。それをやっているときの充実感、達成感。それは、アルバイトをしているときとは比べ物にならないくらい幸せなものでした。

もちろん、きついこともあるけれど、自分自身で仕事を作り出せるというのは、このコンサルを受けて自信になった部分です。

本当にありがとうございました。

 

実際に行ったサポート内容

今回実際にサポートさせていただいた内容は以下の通りです。

  • 自サイトでの100記事執筆目標設定
  • 100記事すべてに対する個別添削(赤字添削だけでなく、ヒアリング後に音声添削へ切り替え対応)
  • 毎週1回以上の定例1on1ミーティング(1時間以上)
  • ブログアイディア発掘・テーマ出しサポート
  • SNS発信のアイディア提案・運用支援
  • 料金設計(レッスン・作編曲サービスの価格設定)サポート
  • サムネイル作成アドバイス
  • X(旧Twitter)での告知文章ブラッシュアップ
  • 本人投稿に対する、管理アカウント(総フォロワー6000人超)でのいいね支援
  • 自作ホームページの動線設計・導線改善サポート
  • 申し込みフォーム設計支援
  • サイト配色・レイアウト提案
  • WordPressでの記事構成・SEO設計指導
  • 見出し作り、文字数設計、中身の質を上げるサポート
  • モチベーション管理・メンタルサポート
  • SNS経由での初受注成功に導く
  • プロフィール写真・サイト掲載用動画撮影のプロ紹介・サポート

サポート後に得られた成果

  • SNS発信を通じてレッスン生徒複数人獲得
  • 自作楽譜の販売数・売上アップ
  • 自身の専門分野でGoogle検索2語ワード1位を複数獲得
  • 初めてSNS経由で知らない人から直接仕事依頼を受注
  • 自分で価格を決め、自立した音楽活動の基盤を確立

権左より

彼とはもともと楽器のレッスンで知り合いましたが、話を聞いていく中で当初から演奏以外の部分でも非常に才能豊かで、はやくから「自分のサイトを作ろう」と提案してきました。

ぼく自身独学でやっきたからこそ思いますが、自分でWordPressでサイト構築をするのは簡単なことではありません。それを乗り越えて自分でサイトを立ち上げたところにも、彼の能力の高さを感じました。

 

コンサルの依頼を受け、最初に方向性などを決めるヒアリングの際に「ブログを3ヶ月でヶ月で100記事書きます」「絶対に元を取ります」と鼻息荒く話してくれたとき、苦しい思いをすることは目に見えていましたが、志の高さにとても期待しました。

本人も言っていますが、一見「1日1記事書くくらいならいけるだろう」と思いがちですし、事実その通り。ただ、やってみるとわかるのですが、結構大変なんです。

潤沢だろうと想像しているアイディアはすぐに枯渇しますし、(これ書いていいのかな)(こんなこと書いてもな)といろいろ考えるようにもなります。

ただここで大切なのは、彼自身が目標を設定したということ。人から言われたことでは最後にくじける可能性が高いですが、彼は責任をもって立派にやり遂げました。

 

音楽家、というのは実はとても狭い世界に住んでいます。音楽家にとって当たり前のことでも一歩外に出てみればそうでもない。そんなことは日常茶飯事です。

例えば、様々な料金を明示しないこともそのひとつ。ほとんどの人は「詳しくはお問い合わせください」と平気で言っています。

これは値札の無い高級寿司屋と一緒。
そう考えると、これだけでどれだけハードルを高くしているかわかると思います。

そういった音楽業界では当たり前のことをひとつずつ、そうではないんだよ、とチューニングしていく日々でした。

 

かなりキツイことも言ったと思いますが、よく折れずについてきてくれました。自分で仕事をする、というのは自由そうで実は並大抵のことではありません。だからこそ、自分の力で仕事をいただけたときの喜びは、何にも代え難いものがあったと思います。

コンサルを通して、目に見える成果以外にも様々なことを感じたと思います。これからもここで培った力が、きっと支えになっていくはずです。

本気で取り組んでくれて、ありがとうございました。

 

 

 

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